2泊3日の旅行へ行ってきました。
行先は、チェコ北ボヘミアに位置するカメニツキー・シェノフ村。天然記念物を見に行きました。

家からカメニツキー・シェノフ村までは、ローカル電車を2つとバスを乗り継いで2時間ほどでした。
リべレツ地方は自然の見どころが多いので、旅行先になることが度々ある。行ったことある場所をいくつか通り過ぎて懐かしかった。

娘のお腹ぽっこり
ふとオンドラに、「息子がポホダ(平穏)君だとしたら、娘は何ちゃんだと思う?」
と質問してみた。すると考える間を入れず
「ハムハムちゃん」と即答。
ハムハムとは、チェコ語でぱくぱくと食べるの擬態語。
笑ったわ。だって、この2時間半の移動中も娘はずっと「ハムハム」言って食べ物要求してるんだもん。
ハムハム合唱は3日間の旅行中ずっとで、食べる事忘れさせる為のエンターテイメントが大変だった。
オンドラ曰く、この娘の食べ物好きは私の遺伝らしいんだけど。
私は食事の事になると真剣になったり、興奮したり怒りっぽくなったりと人格が変わるらしい。苦笑
バスに乗り換えるためチェスカー・リーパという町で下車
お昼時間(しかも子供達が昼寝中!)だったので適当に見つけたカフェで食事


天候に恵まれて暖かかったこの日。
今年最後のテラス席での食事だろうな〜。
ゆっくり食事とコーヒータイムもできて、さっそくホリデー満喫。
食事途中で目覚めたハムハムちゃんのお腹も満たし、旅行続行。
バスまで時間があったので町をちょっとお散歩しました。

チェスカー・リーパの広場の1つ (大きな町なので広場が3つある)

食後なのにまた食べてるハムハム娘と、おねんね中のポホダ君
姉からもらったお揃いの服で来た

秋だなぁ
木がいっぱい茂った公園でゆっくり遊びました。
バスに乗ってやっと目的地のカメニツキー・シェノフ村に到着
3泊する宿は天然記念物パンスカースカーラから歩いてすぐ。
宿の辺りから遠目で見た柱状節理は、ただの岩に見えてなんてことなかったんだけど
近くまで行くと、六角形の柱が並んでいるように見える玄武岩の奇景が。

自然の彫刻
柱状節理なんて言葉自体初めて知ったのだけど、
この不思議な岩柱は、マグマが冷却するときの収縮によってできるんだそうです。
夕方で西日が当たり、影がとても美しかった。

宿はログハウスの1室で大きなキッチンが便利だった。
朝食は付かないので自分で用意してたけど、子供二人いると朝食ビュッフェよりこういう方がマイペースにできていいかもと今回思った。
翌日はバスで30分のスロウプ・フ・チェハーフという村へ行ってみた
あるお城を見るため。
またチェコのお城かって感じで、実はちょっと飽きてきてる私だが
このときのは違った

岩の上に?岩と同化してる?お城
この日は平日、土日しか入城できないようで残念、できたとしても階段だらけで小さな子連れには厳しそう
なので全貌がよくわからず外観だけ見て終わりました。
いつもは城内に興味がない私ですが、この時は本当に見てみたいって思った。
スロウプ城、またいつか機会があったら来てみたい。
その後、このお城の近くに有名な洞窟があるから見てみたいとオンドラが言うので
けっこうな崖を登りました。さっき階段は子連れには厳しいと書いたが、ここは階段にさえなっていない
木々になんとか足ひっかけて登るような崖で、子供背負って危なすぎる行為だったと思います、、(こわかった。もうしない)

岩洞窟に到着。さらに上に登れる
上からの景色が絶景でした

さっきの岩のお城が見えました

洞窟の中は6畳一間くらいの空間、十字架が架かっていました。
お腹が空いたので、近くの町まで行ってお昼ご飯
ボヘミアンガラスの町ノヴィ・ボールです。
街にはボヘミアンガラスの工房、ガラス製品を売るショップなどがたくさん並んでいました。
ボヘミアンガラスは世界的にもとっても人気があるので、
ガラス工房の見学や製作体験をしに来る人がいるみたい。
でも私達はレストラン探し。
良さげだったレストランは狭くてベビーカーで入れそうになく断念、
その後まるでシャトーのようなホテルのレストランを見つけた。
高そう?と思ったけど、田舎町のレストランのランチなら対したことないだろうと思って
偵察係の私はホテルに入ってみた(レストランはホテルの奥)

わっ、なんか高級!
迷い迷いで二度見に行き、
やっぱり、これ私らの入るようなレストランじゃないよ、、、
と報告しに家族の元に戻りました。
しかし、娘のパンツがおしっこでびしょ濡れになっており、
もう着替えさせたいからここでいいよ!となりました。

ああ、お席も高級感いっぱい
隣の席でびしっとジャケットはおったビジネスマンが四人で食事をしている
騒げないな、、

高級な雰囲気とは裏腹に、私の頼んだランチメニューの鴨もも肉は145コルン(725円程)とこのボリュームでリーズナブル。そして、めちゃ美味しい。
オンドラのリーゼック(チキンカツレツ)170コルン(850円)は高い、普通は100コルン(500円)で食べれるので。
リーゼックあまり好きじゃなかったけど、ここのリーゼックは肉が柔らかく揚げ方がカラッと上手で初めて美味しい!と思った。
レモネードやらコーヒーやら頼んでランチごときに600コルンも使っちゃったけど、いい気分になれたので良しだな。
Parkhotel Morris Nový Bor
宿に戻ってお庭で遊んだ。
この宿は卓球台があるから選んだのに、丘の上にある為風が常にふいてて
卓球が一度もできなかった。。子供の荷物多い中、わざわざマイラケットまで持参したのだが。
オンドラの風邪が悪化してきてる気がしたので、3泊の予定を2泊にしてもらい
翌日帰ることにした。オーナーさんいい人だった。

娘が好きだったベッド脇の窓と宿にいたピカチュウ
娘はピカチュウの事を「クラ―リック(うさぎ)」とずっと呼んでた。
私は日課である「今日楽しかった3つのこと」を思いながら寝ようとしたら
一つも出てこなかった。1日がまるまる楽しいからなのかな?
それが理想だなと思った。

翌朝、また天然記念物見に行った、霧がかっていてまた雰囲気があった。
「タティー!(パパー)」と崖上のオンドラに駆け寄ってく娘

流石にそこまでは登っていけないねぇ。
「ハムハム」言い続けて娘の機嫌悪し&雨が降ってきたのでそそくさ退散
バスまで一時間もあったのでケーキ屋さんで待つことにした

パンナコッタが美味しかったのと、隅っこにちっちゃな子供の遊び場もあって思いがけずいい時間になった
これが旅の締めとなれば良かったのだが。
チェスカー・リーパ町で帰りの電車を待つ間
気になってた水族館に入ってみることにしたのだが、これが失敗だった。

水族館と言えるのかも怪しい、ペットショップかそれ以下の小さなお店。
しかし大人二人分の入場料が1250円と高い。オンドラの給料2時間分。でも魚好きな娘の為に入った。
魚を見るのにはお店のオーナーと一緒に回らなくてはならず、そのオーナーがすごい厳しくてオタクだった。
水槽から1m以上離れてみないと注意をされた。そして一匹一匹の魚や海藻の説明をすっごく詳しくしてくれる(チェコ語、私は理解できなかった)
魚が好きな娘に自由に魚を見せてあげたいだけなので説明はほどほどでいいと、オンドラが何度も伝えたが、聞く耳持たずただ熱心に説明を続ける。娘がうろちょろして水槽に近づくと怒られるので、抱っこしてなきゃならなかった。
魚の環境を守る為だと言うオーナー、その考えは尊重するけれど、それならお金をとって人に見せる営業をしないでほしい。
せめて未就園児お断りにしちゃうとか。
動物にストレスを与え過ぎだと動物園のことをディスっていたが、この人のやってることが中途半端すぎてなんかもう、もやもや。
オンドラはこの人の喋りにどっと疲れていたが、さかなクンなら楽しくおしゃべりができただろう。
入る前に「リビ、リビ(魚、魚)」言ってた娘はショッピングモールにいる魚のようには近づけないことにテンションガク下がり、店から出たそうに魚にバイバイ言ってた。。
日本行ったら魚の種類いっぱいで自由に見れる水族館に娘を連れて行ってあげよう。
と、この体験が旅行の最後を締めたせいで
変な気持ちでの帰路となったのでした。