花輪(マーライ)
歩道でこの花輪を一つ一つ手作りして売っているのをよく見かけた。
ジャスミンをベースに、アクセントとしてバラを使っているようだ。
お寺にはマーライがたくさん供えられていて、お家や乗用車、トゥクトゥクの
バックミラーなんかにも飾られてる。
さて、バンコクに来たらここだけは見ておけ!と言われる
3大王宮へまだ行っていない。
ワット・プラケーオ、ワット・ポー、ワットアルン。
というわけで、向かっております
まずは、ワット・プラケーオ
すごい人。
さすがバンコクで一番有名な観光地。
肩や足など肌が出ている人は、寺院内に入ることができない。
私の格好は大丈夫だったけど、オンドラはひっかかってしまった。
洋服は、ここでレンタルできる。着替えに行ったオンドラ。
こんなんなって出てきた。タイ人になったみたい、と彼はなんだか嬉しそう。
さて入ろう、と思ってチケットを購入しようと思った私達だが
2人で1000バーツというのを知って迷ってしまった。
「1000バーツあったら、50バーツのランチ20食も食べれるよ!」とオンドラ。
何故かランチの値段がいつのまにか基準となっている。
一番有名な観光地を見るより、町で食べるランチ20食のほうが幸せなのである。
この時の安直な判断で入るのやめたけど、3,600円、今思うと諦めるほど高くない。
だって、なんか凄そうだったよここ。
外からはみ出して見えたワット・プラケーオ。面白いに違いない。
私とオンドラは、またいつかバンコクに来たいと思い始めていたので、
ワット・プラケーオはその時にとっておきましょう・・。
アユタヤで外底が取れたサンダルのまま歩く。
だんだん、バンコクの街を歩くのにも慣れてきていて、
バイクびゅんびゅん通る道路を渡るのも、へっちゃらになっていた。
バイクはうまいこと人をよけてくれるからね。
壊れた信号の前で、立ち止まって動けなくなっている白人の女性がいた。
いつ渡っていいのか分からないようだ。

するとオンドラが彼女に、
「怖がってたら一生向こう側に行けないよ(笑)!」
バンコクに数日いただけなのに先輩面していた。
大寝釈迦仏のいるワット・ポー、到着。
こちらはランチ2食分の100バーツ(1人)、ということで、なんなく入場。
ワットポーは、14世紀に創建されていて、バンコクで最古の寺院らしい。
私達は裏門から入ったようで、寝釈迦のところに行くまでに
まずはこのようなたくさんの仏塔を通った。
ここの仏塔の数々、デザイン、色彩がすごく好み。
本堂に座っていたブロンズ製の本尊。
台座の下には、ラーマ1世の御骨が納められているみたい。
ご本尊の前に座ってみたけれど、なんとなく落ち着ける空間だった。
信者から寄進されたといわれる仏像。表情が少しづつ違っている。
礼拝堂にて
黄金色の寝釈迦。
想像以上にピカピカしてて長かった。
46メートル!(ちなみにアユタヤで見た寝釈迦は27メートル)
ラーマ3世が17年もかけて完成させたらしいです。
見所の多い寺院でした。
さて、残るはワットアルン。
と思ったら、工事中で囲まれていたので残念ながら見れなかった。
こちらも次回・・ね。
近くにフラワーマーケットなるものを地図上に見つけたので行ってみることにした。
花がいっぱいできれいなんだろうな〜
着いた。
花らしきものはどこにも売ってなかったけど
ここはここで、楽しかった。
こういうところはきっと、母は面白がるだろうなぁ〜なんて思いながら歩いた。
うちの母もこうやって手を上げて寝る。
これちゃんと座席あるけど、どうやって運転するんだろう。
最後に3泊したのはパラゴン ワン レジデンス

ここは今までより部屋が広くて、トイレとシャワー付、なので少しだけ高かった。(といっても1泊1000バーツ)
ロケーションが良く、嬉しいことに私達のお気に入りランチレストランから徒歩3分だった。
カオサンロードも近いのでよく遊びに行った
カオサンロード、外国人観光客に人気の通り。西洋とタイ文化が混ざった独特な雰囲気がある。
飲み屋がいっぱいで、夜遅くまで賑わっている。
TシャツにWE DO NOT CHECK ID CARD・・冗談と本気半分半分。
タイマッサージのお店もいっぱい
レストラン、マジックタイフードで食事。
周りに西洋人が多くて、タイじゃないみたい。
私が頼んだトムヤム何ちゃら(名前忘れた)
ココナッツベースのスープでトムヤムクンのように酸味があるけど辛さがなかった。
辛いのが大好きなので、トムヤムクンの方が好きかも。
彼が頼んだのは、カシューナッツとパイナップルのご飯炒め。
私はご飯にパイナップルは嫌だなと思ったけど、彼はおいしそうに食べていた。
ここのレストランのオーナー、マックス君がウェイターの鏡みたいな人で
壁がないのに礼儀は正しく、気が利いて仕事速い、客から愛されまくってるウェイターだった。
マジックができて、私も食事以上に楽しませてもらった。
外国人向けのカオサンロードなのにディナーの食事が約60バーツと安いのもいい。
タイ人、こんな小さなころからバイクに親しんでいるのだな。
残りの日はまた、住宅など見てゆっくり過ごした。
バンコク周りを流れている川を越えて、住宅街を歩いてみたり。
チェコでは犬が首輪してないだけでびびってた彼も、もう無言で通れるようになった。
バンコクは、道をあるいているだけで、人々の生活が見えてくる所が好き。
昔は日本もこんな感じだったのかなぁと思う風景があった
よく食べて、よく寝て
よく笑ってる
人間臭くていいな。
タイ人を現す言葉、マイペンライ
なんとかなるさ、細かいことは気にしないってことらしい。
この旅行中、タイ人が慌ててるところを見たことがない。
時間は、ゆるーく流れているんだろうな。
騙されることはあったけど、どこへ行っても危険な雰囲気を感じることがなかった。
平和なのに、こんなに刺激のある旅行は初めてだったよ。
ああ、タイ旅行、お腹いっぱい!
電車に乗って帰るとちゅう
バンコク街中ではあまり見なかった会社員やファッショナブルな人たちを見た。
バンコクには、近代化しているエリアもあるようだ。
近代化しすぎて東京みたいになりませんように。
飛行機の出国審査では

パスポートをチェックするカウンターで、4人が楽しそうにお話していた。
上の二人が下の二人にマッサージしている。
こんな和やかな出国審査は初めてだった。
「To je Thajsko.」(これぞ、タイ。)
旅行中に彼とよく発した言葉。最後まで使えちゃったね。
タイ、さようなら、ありがとう。
タイ旅行記を最後まで読んでくれた方もありがとう。