週末、2泊3日の旅行に行ってました。
行先は、チェコの最西にある町ヘプと、ドイツのニュルンベルクです。

へプの場所はここ。ドイツとの国境近くにある小さな町です。
ヘプはドイツとボヘミアの交易の中継地であったため、中世は商業都市として栄えていたようです。
しかしフス戦争、30年戦争の時に町は大打撃を受けました。
その後たくさんのドイツ人がヘプへ移り住み、ドイツの領地となっていた時代もあり、
チェコスロヴァキアに返還されたのは、第二次大戦後。
一度はぼろぼろに崩壊してしまった町だったけれど、市民は新しい町を作ろうとはせず、以前の姿に戻そうと復旧に力を注ぎました。
チェコの物価の安さから、数十年前までドイツ人が利用する売春婦の町として有名だったりもしました。
っていう情報を電車内で読みながら来ました。
いつも旅行は前知識0で行くけれど、今回の移動は3時間あり電車はWifiが繋がっていたので。

この席が空いていたのがラッキーでした。ベビーカーもすっぽり入っちゃうゆったり席。
チェコの列車には当たり外れがあります。新車か古車か、これで旅の運命が少し変わります。今回は大吉。
ヘプ駅到着
やったね、旅行日和!
さて、駅からメインスクエア(イジーホ・ズ・ポデェブラド王広場)に向かいます。
この地面に敷かれた金属プレートには西暦と共にヘプの歴史が書かれてました。
歴史を読みながらまっすぐ行けば、町の顔であるメインスクエアに到着します。良いアイデア。
でも下見て歩いて人にぶつからないように注意!
このスヴォボディ通りは田舎っぽさはありながらも洒落た喫茶店なんかも並んでいて
ブルノっぽいなってちょっと思った。
スクエア前に到着。
最後に書かれた歴史を読むと、
へプは1061年に最初に述べられたようです。
パステルカラーが可愛い。絵の具のパレットのような、カラフルなスクエア。
スクエアにあった隙間。
この長屋はユダヤ人商人が住んでいたようです。
さっきまで晴天だったのに、雲行きが怪しくなってきたぞ。
マイナーだが、ヘプは一応観光地。ドイツからの観光客が多そうだ。
人口たったの3万3千人。(ちなみに日本だと市の定義は5万人〜とか?)
チェコのいろいろな町を見てきたけれど、このくらいの町の観光が一番面白い気がする。
チェコらしさが見れるし、見どころあるけど人が少なくて歩きやすい。
腹がへってたので店をあまり選ばず観光地価格のランチをしちゃった。

レストランモニカにて。
チェコ食に250コルン(1250円)、頭がふらっとしましたよ。(本気で頭痛がきました)
でもこのモッツアレラののった肉が美味しかったのでOK。たまにはね!
大量のジャガイモの玉が胃袋にしまいきれず、ビニール袋に忍ばせてきて夜に残りを食べました。
スクエアからそう離れていないところに
立派な聖ミクラ―シュ教会
私は左下におります。教会を見上げていただけです。
なので後でオンドラが撮ったこの写真を見るまで、こんなでかい教会だとは思いませんでした。
雨がけっこう降っていたので、ささっと退散。
といっても、宿泊するアパートメントから「部屋の準備は17時にできる」と携帯にメッセージがあったので
観光を続ける。14時からチェックイン可能なはずなのだが、、適当だな、アパートメント!
なのでヘプ城に来た。外観を歩いてみる。
12世紀後半に建てられたロマネスク様式のお城。
見るとほとんど廃墟っぽいかんじ。
1743年にフランス軍の砲撃にあってから再建されずに今に至るようです。
なんだか、色々攻撃を受けている町だなぁ。国境近いし中世に栄えていた町は悲しくも悲劇が多いね。
城の中は入りませんでした、城の塔に上がればヘプの美しい町全体が見れるようです。
城下には広々とした庭園が広がってました。

ここ散歩して歩きました。奥にはオフジェ川が流れています。
そうそう、町の名前であるCheb(ヘプ)は曲がるという意味があるようで
オフジェ川がちょうどこの町で曲がっているから名付けられたとか。
やっと晴れてきたところで、部屋の準備ができたから来てOKと携帯にメールがあった。
友達かよ!
アパートメントは、スクエアからすぐの抜群のロケーション。
そして、アパートメントがでかくて驚いたよ!だから全部屋載せちゃうよ!

Skromný apartmán v centru Chebu

ベッドは12人分もある。しかしながら一泊料金4000円と安かった。
ベビーベッドも用意してくれてたし、子供の遊び道具も充実してて子連れにぴったり。
キッチン横の収納部屋にはコーヒー、紅茶や調味料など自由に使っていいらしい。
ジャガイモからは芽が出まくってたけどね。
一日だけ金持ちになった気分だった。
しばしの間お家を堪能し、
夕方にもちょこっとヘプの町を歩いてみた。
スクエアは、カラフルに見える昼間のほうが魅力的。
まだ肌寒かった。
夜、私とオンドラは贅沢に別部屋にて就寝。
それぞれの快適ベッドで3人、朝までぐっすり寝ました。

1日経つのって速い!
お次はドイツ、ニュルンブルクへ向かいます。