
場所はここ、ベネショフよりさらに先。
結婚式を挙げた友人カップルは出身も住まいもプラハなのだけれど
長閑な場所での結婚式に憧れて、色々探したのちにオストロフ村の宿屋に決めたようです。
うちからは約3時間、電車3つを乗り継ぎ、さらに車(友人兄が迎えに来てくれた)でやっと会場へ。
小さな子二人連れて行くには遠くて到着するまでにクタクタになりました。
でも、来てよかったと心から思える素晴らしい結婚式でした!
式場のまわりは本当に何もない

ただこのブラニーク山だけは、チェコ人にはジープ山くらい有名。
伝説によると、この山には多くの騎士たちが眠っていて、祖国に危機があるとその騎士たちは復活し守りにやって来てくれるらしい。
このところのチェコの危険な政権から、ブラニーク山の騎士たちが山から下りてくるぞ!なんて言われてるとか。


新郎がお母さんと先にやって来て、
しばらくすると花嫁がお父さんと現れた。
いつもとは違う友人のドレス姿にウルっときちゃったよ。すごく美しい。

挙式は正式な手順で行われた。この時、日本でいう入籍が完了するわけです。

晴れて夫婦となったばかりの二人に、ライスシャワーで祝福

挙式が終わると、中庭に移動して皆でランチ

これはチェコの結婚式での伝統行事をしているところ
一つのシーツに包まりスープをのませあっています。

結婚式に出るランチはたいていこれ、スヴィチコヴァ―

こちらも結婚式では必ず見かけるスウィーツ
そして長いパーティーが始まった
実は私、チェコの結婚パーティーがちょっと苦手なんです、、、
何故かというと、とにかく時間が長ーくて(翌朝4時までとか)基本飲んで踊ってしゃべってダラダラするだけ
私はチェコ人の中で誰との会話も長続きできないし、お酒もほとんど飲めないしで時間を持て余してしまうのだ。
だから自分の結婚式では来客参加型のゲームなどを多くして飽きさせないように準備したわけです。
プログラムが多いという意味では少し日本の披露宴または二次会のようだったと思います。
しかし!今回のこの結婚パーティーで、チェコ人結婚式のイメージが反転、一番理想的な結婚式とさえ思った。
のんびり過ごすというのは変わらないのだけど、友人が用意した来客者への時間と空間がすごく上手だったのだ。
いいなと思ったことを書くと、
その@遊具がいっぱい!


子供の遊具だけではなく、サッカーやバレーボールのコート、卓球台、トランポリン、プールなど
大人が楽しめるアクティビティもいっぱいあった。私とオンドラは久しぶりの卓球を楽しみました。


そのA宿屋全棟貸し切り!
宿屋の1部屋を用意してくれていた為、部屋でプライベートが持てシャワーをしたり休むことができた
交通の便が悪すぎるところにあるので宿泊込みだったのだ
そのBビールとコフォラ(チェコ版コーラ)のサーバー

このサーバーお洒落だし、気軽にいっぱい飲めていいね
バーにはその他いろいろな飲み物が用意され、ビュッフェの食べ物はいつでも摘めた
(ずっと室温にあったチーズでオンドラはあたっちゃったぽいけど、、、)
そのC二人の写真が会場中にいっぱい

友人カップルは25歳でありながらつきあってた期間は10年以上!
2人の思い出の写真はいっぱいありました。
生まれたときからの二人の成長がわかる写真コーナーもあった。
日本の結婚式では生い立ちビデオを流すことが多いと思うけれど
写真を飾り付けるというのはチェコのゆったり結婚式には最適な方法だな。
来客者の年齢、性格、興味は人それぞれ、
自分のしたいがままにホリデー気分で過ごせる結婚式の形に来客者のことをよく考えてるなぁと、とっても感心しました。
DJやクラリネット奏者がいて、音楽はエンドレス
娘は興奮してたんだな、眠そうな時はあったけどこの日結局昼寝しなかった。

娘は髪の毛も伸びてスカートが似合うようになってきた。
私たちの好みでボーイッシュな恰好をさせていたけれど、これからはスカートも着させてあげたいな。
そして、最近は本格的なトイレトレーニングをしていてスカートの方がラクだったりもする。
息子君はというと、挙式もパーティー中もずっといい子にしてくれてた。
お腹さえ満たされれば機嫌がいいというのはとても有り難い。
息子と二人きりの静かな授乳は癒やし。満腹になるとニコ〜っとしてくれる。

日が沈むまで遊んで部屋へ。
私は子供二人と床に入り、オンドラは夜からパーティーに来た同僚たちと飲み会をしに行った。
外から聞こえる大音量音楽と人々のさけび声
子供達はすーと眠りに入ってくれたけど、私は全然寝付けず。。。
昼前から焼いてた豚の丸焼きは一体いつになったら焼き上がるのかなぁ〜、食べれなくて残念だったなぁ〜とか考えてた。
皆さんは夜な夜ないろいろゲームして盛り上がってたみたいです(写真拝借)


マリオネットで操りながらビールを飲むゲームがすごいチェコらしくてツボ。

部屋の窓から外をのぞくと花火をしてた

こんな素敵な写真を撮ってたみたいです。
翌日指輪を見せてもらったら、お互いの指紋が刻印されてたり、二人には感心しちゃうアイデアがいっぱい。
旅行大好きで世界中飛び回ってる二人は、休まず次の日からハネムーンで海外旅行に行くんですって。

翌朝の日の出
オンドラと娘は外に日の出を見に行ったようで

モデル立ち
私はというと、

結局一睡もできず、死にそうに朝を迎えました。
朝は皆酔いつぶれてて車を出せる人がいないので3kmの車道をあぶなっかしくも歩いて最寄りのバス停まで行き、せっかくなので電車駅のあるブラシムという小さい町をプチ観光した。お城のある公園がよかった。
楽しかったけど2日たった今も疲れが抜けない、歳だなぁ。