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ヘプ旅行の続きです)
チェコのヘプを後にし、ドイツのニュルンベルクへ向かいます。
私はニュルンベルクがどうしても、ニンブルク(チェコの町)と混合してしまい
旅終わるまで何度も言い間違えてた。もうオンドラは直すのもめんどくさそう。

きれいで賢そうなドイツの電車に乗っていきました。
ニュルンベルクの位置はここ

へプから直通電車で2時間弱でした。
電車でドイツ語会話の練習をしていたオンドラ、
無駄に私にも話しかけてくるのだが
私は何を言われてもダンケシェ〜ンとしか答えられない。
ニュルンベルクの人口は50万人、宇都宮市くらいだ。
どんな町なんだろう?

駅に到着しました。
ホームには線路がいっぱい。プラハの中央駅みたい。
乗り場は23こもありました。
そうそう、ドイツで最初の鉄道はここニュルンベルクで建設されたようです。
駅の目の前にさっそくドドーンと城壁っぽいものが

駅出てすぐにこんなのあると旅行のテンション上がりますわ。
何も見ない前から「ここで一泊は足りない!」ってオンドラに言ってた。
どうやらニュルンベルクの旧市街は城壁に
ぐるーっと囲まれているようだ。
城壁の長さ5Kmもあるんだって。
では、壁の内側(旧市街)へと行ってみます。
門を抜けてすぐあったのが職人広場。

中世の街並みが再現され、ニュルンベルクの職人が作った伝統品が売られている。

チェコのマーケットに売っているような伝統品に飽きているので、ドイツの手作り品がすごく新鮮だった。

これ欲しかった、お菓子にこんな柄つけたら絶対かわいいじゃん!?
でも、、菓子作らない自分が目に見えてしまったので買うのやめておいた。
職人広場を抜けると、カラフルな果物がずらっと

果物がツルツル光って果物が美味しそう。
チェコより種類も多いような気が。
歩いてたら目の前にでかい教会が現れた。

聖ローレンツ教会
レースのように刻まれた彫刻が圧巻。
後にニュルンベルク歩きではたくさんの教会に出くわしたけど、この教会が最大らしい。
でもその目の前の通りにはソーセージの店があり、
もう頭と胃は教会どころではなくソーセージ屋へ。

うまいっ。
ドイツといえばでかいソーセージのイメージがあるけど、ニュルンベルグの名物は小ぶりのソーセージ。
ハーブの味がする。パンの中に4本入ってるんだけど、10本くらいいけそう。
ニュルンベルガーっていうらしい。これを売っている店は町中にいっぱいあった。
中央広場(ハウプトマルクト)にやってきた。

広場にある聖母教会はお昼の12時になると、仕掛け時計の人形が出てきて動き出す。
1日1回しかないのに、私らは偶然そこにいて見れた。
音楽と共に王様の回りを踊りながら通り過ぎていく官女たち、
「王様が女を吟味してるわ〜」と遠目で私らは思ってたんですが、
実際は選帝侯が王様に挨拶をして回っているという真面目なシーンだったことを後で知りました。
仕掛け時計って怖さと可愛さが同居していて、昔から妙に惹かれます。
ニュルンベルクは玩具の町としても有名なようだ。
この広場、ヒトラーの時代にはアドルフ・ヒトラー広場と呼ばれていたらしい。
ナチスドイツのプロパガンダの舞台となっていたニュルンベルク、
ドイツで一番ドイツらしい都市?とのことでヒトラーのお気に入りだったとか。
この都市も悲しい過去が多そうです。
立派な聖堂が多いニュルンベルク

聖セバルドゥス教会

聖ヤコブ教会と聖エリザベス教会
大きな建物を巡りながらも、素敵な小道にも出くわしました。
旧市街はどこを見ても絵になります。


ドイツらしい木組みの家が並ぶ道。

お隣さんだけど、チェコにはない風景。
建物が全然ちがう。
さて、お昼はデリで適当にこんなの食べてみた。

ほうれん草入りトルテリーニは古かったのか食感いまいちだったけど
スパムとトマトトソースがうまかったので良し!
これで4ユーロ以内、ドイツのデリは安くていい。
さて、お城に行ってみよう。


城の下では日光浴している人がいっぱいいました。

ヨーロッパ人は太陽出るとどこでも寝る。
遠目で見たお城、カイザーブルク

小高い丘の上に建つカイザーブルク、
カイザーブルクは皇帝のお城って意味みたい。1050年に建てられたようです。

お城からの町の景色。

この景色も、第二次世界大戦後には、焼け野原だったみたい。
第2次世界大戦でニュルンベルクはドイツの街のなかでも特に大きな被害を受けた街の一つだったらしい。
街の90パーセントが破壊された、というのはびっくりです。今まで見て歩いてきたのもほとんどが修復された後の姿なのか。
ドイツ人の古いものを大切に思う気持ちと、勤勉な性格が、中世の街並みを見事に蘇らせたのだ。
こんな話どこかで聞いたようなと思ったら、そうだドイツ・ドレスデンのフラウエン教会再建だ。

ジンヴェル塔の展望台に上がれば360度町を一望できるようです。
娘が飽きないように色々見させてあげたい、というオンドラの提案で
初めて抱っこ紐で前向き抱っこをして歩いた。
娘にはまだ早いんじゃと私は反対したんですけどね。
娘は最初目をまんまるくして世界を眺めてて、思いのほか機嫌がよかったのでそのまま散歩することにした。
ただ、この日気温は10度ほどでも日差しがカンカンと照り眩しそうで
風も強かったので娘にはかわいそうだった。
対面抱っこに変えたけど今度は眠たいのに寝れないことでぐずってたので、限界だと思いホテルに戻った。
寝るかと思いきや、
ホテルではおしゃべりが止まらなかった娘。
巨大な建物群を初めて見て刺激が多かったのだろうか、何かを伝えたがってるように見えた。
ホテルにいるときが一番心地良さそうでよろこんでいた。
まだ娘にはさやさや揺れる木の葉っぱをベビーカーから見上げてるくらいが丁度よさそうに思う。
そうすると散歩中でもにこーとして喜ぶのだ。

お疲れだったと思う、両親に付き合ってくれてありがとう。朝までぐっすりだった。
ニュルンベルク、他に見かけたもの

この本屋さん、ドイツで一番古い書店らしい。

チェコのホスポダ(居酒屋)発見!チェコビールを扱ってて嬉しくなった。
チェコはお隣なのに、歩いてると日本食の方がまだ見かける。
あと、ドイツ版吉原遊廓があった。
城壁添いにあったその道を偶然通ったら、女の人たちが下着姿でタバコ吸ったりぼんやりしてたり
しているではわりませんか。
ひとつひとつ区切られた窓には、大股広げて待機している女の子と前にはその子の名前が窓に大きく貼られている。
うわっ、なんだここ!と思って建物の入り口みると、風俗店が並んでいる通りだった。
私は興味津々でガン見、オンドラは恥ずかしそうに通り過ぎる。
そしたら、エッチな下着来たお姉ちゃんに遠くから声かけられた。
赤ちゃん連れの家族にも話しかけるフレンドリーな風俗嬢でした。
オンドラは、昼間から風俗店が開けっ広げで営業していることにびっくりしてた。
現在チェコでは昼間に公衆に見えるように営業するのは禁止されてるのだとか。
帰る前にもう一度職人広場へ

このレストランで、またニュルンベルガーを食べた。

添えてあったポテトサラダがすっぱくて新しかった。ソーセージに合う。
これに比べると、チェコと日本のポテトサラダはとてもよく似ている。
あと、「懐かしい!」と思ったダンキンドーナツ。

並んでるの見てもどうも冴えない、美味しそうではなくて1日買うか迷ってたけど
帰り際にキャラメルラテドーナツっていうの買ってみた。

これが上手くてペロンと食べちゃった。
帰りの列車はまたチェコのへプで乗り換え、
5時間くらいかけてプラハ方面へ戻りました。