妊娠38週目、1週間ぶりに産院へ。
診察の前に、ノンストレステストというのを受けました。
ノンストレステストを受けるための病室へ行くと
やはりここでもたくさんの妊婦さんが廊下で順番を待っていました。
番号札の機械(すごい古い)が壊れていたせいで、
着いた時に既に誰が待っているのかを覚えておいて自分の番を待たねばならなかった。私の苦手なやつだ。
「最後に来た人は誰ですか〜?」って聞いてた人もいた。賢い。
私達も全員覚えてられないので、私らの前に到着した人は誰ですかーと真似して聞いた。
病院のスタッフは出てきてくれないので、病室から「さようなら〜」と誰か出てきたら、来た順番通りに中へ勝手に入っていくという
完全に患者任せ状態。ベンチの数も足りてなくて、立ってる妊婦さんが気の毒すぎた。
1時間半待った後、
自分の順番であろう時が来たので部屋へ入った。
すると5人の妊婦さんが一斉にテストを受けていた。

本当にここ、ベイビーファクトリーと思った。
5台の機械からは5人の赤ちゃんの心音らしき音が、室内いっぱいに鳴り響いている。
器具をつけてもらって、30分くらいじっと座ってるだけ。
折れ線グラフで記録された紙が出てくるのを、どういう意味なんだろう〜と思って見つめてた。
モニター中もたまに胎動を感じた。
このテストが終わったら前回と同じ診察室へ。やはり前回と同じ数の妊婦が廊下で待っていた。
2回目からは受付方法が少し違うため、今回は20分程の待ち時間で済んだ。ホッ。
前回と同じドクターがいた(この人が担当医なんだな)
診察は簡素で、5分で終わった。
自分に限らず皆早く出てくるので、必要最低限の検査しかしないのがこのドクターの方針なのかと思う、
それに待ってる患者が多すぎて、患者一人に10分も取ってられないのだろう。
今回もエコーで赤ちゃんの大きさを出したり、内診したりはなかった。
さっきのノンストレステストの結果、まだ目立つ陣痛は来てないねとのこと。
グラフを見るに赤ちゃんの健康に問題はないようなのでよかった。
ドクターは私は帝王切開する人としてどんどん話を進めてた。
もう帝王切開で生むことを決心してきてたのでいいけれど。
手術予定日よりも早く産気づいても最初から帝王切開します、と言われた。
もう医者信じて任せます。
手術日の前日(3日)に手術前検査が必要とのことで来院することを知った。
なので、それまでにかかりつけの一般診療で血液検査と心電図検査の診断書が必要とか。
手術日(4日)までに用意すればいいと思ってた。
今私のかかりつけの診療所は長いクリスマス休業に入っており、
ぎりぎりで新年2日(血液検査)と3日(心電図検査)と予約をとっていたのだがそれでは遅い、
「必ず診断書は3日の午前に持ってくるように!」とドクターに言われた。
診療所に電話をして3日の検査を朝一に変えてもらった。かかりつけ医はすごく親身でありがたい。
忙しい正月になりそう。
思わずため息が出る帰り道。なんだか、今回も後味がよくない。
自分が個人ではなく物のように感じてしまい、気分が落ちるのだ。
オンドラに、「目的は赤ちゃんを生み出すことなのだからもう変な風に考えるのはやめて。2週間しか関わらないんだからいいよ。赤ちゃんが生まれることだけを楽しみにしていよう。」
と励まされた。
そうだ、無事に生まれてくれればそれでいい。
ホルモンのせいもあるし、出産が近くてナーバスになってるんだ私きっと。
たけしの万物創世紀で言ってたこと。
赤ちゃんは生まれ出るタイミングをコントロールしていて、
その時が来ると子宮収縮を起こす信号を母の脳に送るらしい。
そうすると陣痛が起こるようだ。

こんな感じで。
赤ちゃんてすげーって思った。
お腹の子が急に出ることにびっくりしないように、
「4日に出してもらうからね〜」と、今は毎日カウントダウンして伝えている。
(おまけ)
この日、急いで帰る必要があった。
オンドラ家の長男家族がクリスマスをお祝いしにブルノからはるばる来る事になっていたから。
ちょっと遅いメリークリスマ〜ス♪
子供たちとは数年前までよく遊んでたが、兄夫婦とはそこまで近い付き合いがなかった。
とくに兄の奥さん、パブリーナ。彼女は義母と仲が良くないので実家に来る事がないのだ。(嫁姑問題は世界どこでもありますね..)
パブリーナは、意見があって、明るくとても感じのいい人。と今さらながら知った。
どんなベビーカーがいいかとか赤ちゃんに関するアドバイスをくれた。
そして、今後もなんでも相談にのるから分からないことがあったら連絡して、と後からメールまでくれた。
チェコ人の意見を聞けるのは嬉しい。パブリーナはチェコ語だけなので、通訳なくても話せるようになりたいなと思った。
恒例のプレゼント交換も。
一番感激したプレゼントはこれ
来なかったけれど、プレゼントだけ参加したオンドラのお母さんから。
クリスマスのオーナメントと、ミサンガ。両方とも手作り!
さすが、器用だしセンスもいい。
ミサンガは安産祈願にも思えて、とても嬉しかった。