ドレスデンを離れてザクセン・スイス国立公園へ向かいました。

ザクセン・スイス国立公園は、ドレスデンから30Km離れた所にあります。
この自然公園がある山岳地帯にはちょうどチェコとドイツの国境があり、
ドイツ側は、”ザクセン・スイス”、チェコ側は”チェコ・スイス”と呼ばれています。
実は以前にチェコ・スイスには行った事があって、素晴らしい場所でした。(チェコスイス国立公園の日記)
今回、ドレスデンからエルベ川沿いを走る、1時間に1本しかないローカル電車で行きました。
Kurort Rathenという駅でおりました。
お目当ての観光スポットは川の向こう側。
だけど、この辺りは橋などかかっておりません。
向こう岸に行くためには渡し船に乗らねばなりません。
人生で一番短い乗船時間でした。一人1ユーロ、2分で到着です。
登山口入り口、ニーダーラーテンの村。
チェコ側のフジェンスコ村と同様、川をまたいで可愛らしいペンションが並んでいました。
さっそく観光名所であるバスタイ橋を目指して岩山を登っていきます。
急な坂、細い道が多いですが手すりや階段があって整備されているので登りやすいです。
いくらか登ってきたところで下を見下ろしました。
さっき乗ってきた船が見えます。
そして、もっともっと登ったところから
随分高いところに来ました。
頂上近くになると土などが少なくなって岩の間を歩いて行きます。
今にも落っこちそうな巨大な岩など、自然の姿そのままです。
氷柱。
エルベ川反対側の風景。
巨岩がそびえてます。
頂上、目的のバスタイ橋まで来ました。
奥にかかってるの見えますか?
こんな断崖絶壁にどうやって作ったんでしょうね。
この橋も渡れます。
下を覗くと雪をかぶった木々、目の前にはそびえ立つ岩山、遠くまで広がる大地。
360度絶景でした。
渡し船が用意できるのを待ってる間、ものすごく寒くて
極寒の日に来るようなところじゃない・・と登る前は思ったけれど
雪景色が感動もので、真冬に来てよかったとすごく思いました。
岩に育っている新しい命。
地球ってすごい!
と思いながら下山。
小さな川沿いを歩くと、山小屋が並んでいました。誰か住んでいる雰囲気でした。
さて、チェコに戻る前に1駅分(9Km)歩こう!と決めて山道を歩いて行きました。
その途中で見つけた小さい洞窟。
そして森を抜けると、草原が待っていました。
ここの草原の景色がとても好きでした。
彼は積もった雪にズボって入りたかったみたいですが
これ高く積もってるのではなく、下はコンクリートの段だったようです。
大きいツララ。
33歳、いつでもはしゃぎたい。
道の両側に広がる大きな草原をひたすら歩くと
ちょっとした村が出てきました。
童話のような教会と小さいお墓。
こちらも絵本の住人。
ここには羊が。
小屋から出てきてくれました。
静かな村。村は面白い光景がいっぱいあって、歩くのが楽しい。
日がだんだん暮れてきました。
雲がまっすぐにのびていました。
とうとう目的駅近くの大きめの村に到着。
彼がツルツルとずっこける真似をしてて、ずっとギャグでやってるのかと思ってたら
滑りやすい靴できちゃったみたいで、実は必死でした。
この坂、手すりがあってよかった。
電車出発まで1時間半あったので、周辺を歩いてみました。
小さいお家とお店しかなく、本当に雰囲気がよいです。
休憩に、喫茶店に入ってラテをのみました。
この村はまだドイツですけど、ドレスデンよりもチェコって雰囲気でした(人が)。
店員ものんびりしてて適当です。
喫茶店のあと、まだ時間があったので名の知らぬスーパーで買い物をしました。
買ったもの。普通に日常的な食品。
チェコには売ってない、日本のようなやわらかい食パン。
出前一丁の唐辛子味、久々にすごい美味しいと思えるインスタント麺でした。
そして、ドレスデンで買って超気に入った苺ヨーグルトのチョコレートも。(後にこれはチェコでも見つけました)
そして、とうとうドイツ出発のとき
最後に綺麗なエルベ川沿いの夜景を見ました。
彼との旅行はいつも楽しい。
1泊2日とは思えない感動ばかりの濃い旅でした。