昨夜ペンションに戻ったあと、ネットでツアーの申し込みをした。
出発は早朝。

朝日の昇る奥に見えた、鉄塔「スパイア」。
121mもある。電波塔ではなく、モニュメントらしい。
中心街では、コンビニのようなお店がすでに開いていた。
24時間営業なのかはわからないけど、朝5時半から開いてるとはなかなか便利。
私の住むブルノにはそういうお店はない。

汚っ!
昨日通った大道芸人の通り。
カモメと酔っ払いの仕業と思われる。
ダブリンは眠らない町と言われている。アイルランド人は一晩中パブで陽気に過ごすのが好きらしい。
朝から酔っ払いをいっぱい見たので、間違ってない情報かも。
カラスではなく、カモメがゴミ箱をつついてるのを見た。ゴミを外に出しちゃうんだね。
蓋つければいいのに。
昼間はこんな汚れてなかったので、お掃除の人が毎朝きれいに片付けてるんだろうな。

待ち合わせ場所に到着。
バスがやってきた。ドライバーさんに名前を言ってリストに載ってると席に座ることができる。
そのリストに私たちの名前がなかった。
深夜に予約したばかりだからな。確認メールも届いてなかったし。
でも、写メっておいた予約画面を見せたらすんなり入れてもらえた。よかった。

バス出発。コンビニで買った朝食を食べる。
このMOOJUというヨーグルトドリンクが美味しかったので、記録に載せておく。

ダブリンからゴールウェイまで3時間くらいだった。
お姉ちゃんといっぱい話した。お姉ちゃんは口数多い方ではないが、話の内容がすごく面白く
私は久しぶりに姉ちゃんの会社でのこと日常のことを聞いて爆笑していた。
ゴールウェイの街に到着。

うわーこの街、すごくいい感じ。
ここは、もともとコリブ川の河口に開けた小さな漁村だったらしい。
現在はダブリン、コーク、リムリックに次ぐアイルランド第4の都市になった。
中世から残る建物ばかりだけれど、新しい大学が開校したり、産業も発展してきていてる。
夏にはヨーロッパ他国からも人気の観光場所となっている。


カラフルで、心が躍る!
朝からこんなところ通って出勤したらどんな気分だろう。
どの建物にもきれいなお花がついている。

平和だ。


街の中心にあった教会。

大きな都市で大きな教会ばかり見てきたけれど
久しぶりにアットホームな教会。田舎らしく素朴で、とても好きだ。

アイルランドの詩人、劇作家であるオスカー・ワイルドの銅像。
向かい合っているのは、彼の父親らしい。
オスカーワイルドの名言はいろいろある。
「自分らしくあれ。ほかの人の席はすでに埋まっているのだから」
「男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。」
「楽観主義者はドーナツを見、悲観主義者はドーナツの穴を見る。」
トロントのドーナツ屋で働いていた頃の自分を思い出すわ。。

またバスに乗り、クレア州に向かって走る。
西アイルランドの自然はまた独特で面白い。

牛とかが車道のすぐ横にいる。
アイルランドの牛って自然に生えてる草だけを食べて育っているから
安全で健康な牛肉ができるんだって、海外からも人気と、ガイドさんが説明してた。
アイルランドの牛肉、ダブリンで食べておいしかったけど
日本ではアイルランドからの牛肉は牛海綿状脳症の原因になったからと12年間も輸入禁止されてたんだね。
たった2年前に解禁されたばかりなのだ。
途中、お昼休憩で漁村に寄った。

か・・かわいい。

このレストランに入った。

カントリーな店内もいい感じ。


カウンター越しに、おじさんに食べたいものを注文する。

このキッシュ、手作りの味ですごくおいしかった。

一応漁村なのでね、魚系を注文。
けどフィッシュフライは普通だった。
この5件ほど先に魚のおいしい店があったらしいのだけど、後で知った。
バス同乗していた他の人たちはそちらに行ってたみたい。
またバスで30分くらい乗り、目的地に到着。

モハーの断崖!

太平洋に面しているモハーの断崖。
モハーはゲール語で「廃墟になった崖」という意味だそう。
かつては要塞として使われていたけれど、18世紀にナポレオンによって破壊されたようだ。

全長8km以上ある。いっぱい歩ける。

気をつけてね〜

かなり風の強い日だった。
海面から200mくらいある。端に行くと足がすくむ。

この写真のママはなんかドラエモンみたいで好き。

写真撮ってると若者がふざけてポーズして入ってくることがある。
チェコでは絶対こういうこと起きないな。
雨がけっこう降ってきた。

でも、霧につつまれたモハーも幻想的でいい。

モハーにも放牧されてた牛たち。
モハーを離れてバスに乗った。
次はまた違った表情を持つ崖ぷちに寄った。

モハーと違い、観光客が他にいなくて穴場の崖かもしれない。
サスペンス映画撮るのにいいかも。

でも岩に穴ぼこが多くて足が挟まってしまいそうだった。

ここらへんの地帯は全部、敷地をくぎるためにブロックや鎖ではなく、石が積まれている。

やはり牛もいる。
たくましい自然の中でたくましく生きている牛がかっこよく見えた。

アドレナリンがいっぱい出て疲れた私たちは、帰りのバスの中でとても眠かった。

バスは3時間かけてまた私たちをダブリンへ連れて行ってくれた。
ダブリン最後の夜

到着はもう夜9時半頃。
明日の出発のために、空港からたった7分のホテルにチェックイン。
クレイトン ホテル ダブリン エアポート

中心街にあったあのペンションより随分広くてよかった。
なのに値段は3分の1と安かった。
中心街まで30分だけだし、3泊ともここで良かったねぇと話した。
小腹がすいたのでロビーへ行ってサンドイッチ買ったりした。
自販機でビール買おうとした時

通りがかりのアイルランド人のお兄さんが
「このビールお勧めだ!これアイルランドのスナックだから食べてみて!」
だのいろいろアドバイスしてくれた。

彼が言うとおりに、BULMERSというアイルランドビールとTAYTOというポテトチップを買った。
あと、姉がまた飲みたいというのでギネスビールも。

ギネスビールと姉。うれしそう。
なんだか2週間、早かったね。
でも、すごくいろいろな事があって、楽しかったね。
また皆で旅行しようね。
そんな話をしながら、最後の夜が過ぎていった。
次の朝、空港でそれぞれチェックイン。

母と姉は日本へ。私はチェコへ。

空港のマクドナルドで他の国では見たことないチーズフライを食べ

私たちは手を振った。
二人と一緒の方向に帰れないことが、変な感じで
切なくなった。

バイバイ、またね

またね


私はチェコの生活へ、母と姉は日本の生活へ戻っていった。
すごく楽しい旅行だった。
また母と姉とこういう時間が持てる日を、楽しみにしてようと思う。