母と姉がウィーンに行きたい!と言うので、日帰りで行くことにした。

今回はSTUDENT BUSを使った。
ブルノから、ブダペストまで片道4時間半、チェスキークルムロフまで片道4時間半の旅だったので
バスでたった2時間半で行けてしまうウィーンがとても近く感じた。

ウィーンの駅に着くなり良い音楽が聴こえるてくると思ったら、トイレから。
オペラトイレだって。さすが音楽の都ですね。

ウィーン市内に来た。ここはウィーン国立歌劇場の前。
たくさんのモーツアルトの格好したチケット売りが声をかけてきた。
歩いている途中5人くらいには声をかけられて、
We are sorry,夜だったらもう私たち帰っちゃってるよ〜と言うと、
「ザンネ〜ン」と流暢に返してくる。残念という日本語が言いなれちゃってる残念な彼らだった。
私たちはウィーンのことよく分からないので適当に散歩した。
「なんだかウィーンすごく落ち着く」とママ。
広い通りに綺麗なお店がずらーと並んでいるところなど、銀座にちょっと似ている。
この日も、雨がパラパラと降っていた。
ウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂に到着。


馬の停留所みたいになっていて、まわりに馬がいっぱい。

記念撮影。
次はママが私たちを撮影する。
なんだか建物が全部入らないよ〜と言いながら
だんだん下がっていくママ。


道路に寝てしまっている。
周りで歩いていた観光の人たちが珍しがってママの姿を写真に収めていた。
ママが撮った写真、

あんなに頑張ったのに微妙である。
なんか背中がすごい濡れちゃってるんだけど・・とママ。
そりゃそうだよ!
さて、大聖堂の中へ。

入るなりいきなり広い空間。立派な祭壇が遠くに見えます。
モーツァルトの結婚式と葬式もこの教会でされたらしいです。

オーディオガイドと中が見て周れるチケットを買ってしっかり見ました。

オーストリア人にとって最も重要で大切にされてる寺院てことがわかりました。
一つ一つのアイテムごとに長い説明がありましたが、もう忘れてしまいました。

らせん階段に両生類がいっぱいくっついていました。
北塔を上ります。エレベーターで上まで登れてしまうので、らくです。

こんな高くまで来ました。

この寺院はモザイク屋根が付いていておもしろいデザイン。
ここから、360度のウィーンの景色を見ることができます。
次は、南塔の方へ。
世界で3番目に高いらしいです。343段のらせん階段を登ります。

まだかな〜?
狭くて暗くて嫌になってきます。降りてくる人とすれ違った時は譲り合います。
北塔以上に景色は素晴らしいに違いない!そう信じて登り続ける私達。
到着。
え、ここ・・?

頭がふらふらする程頑張って登ったのに、そこはお土産屋さん。
そこに小さな窓がついており、窓ごしにちょっと見れる景色。
ちょっと悲しいものがありました。
足腰鍛えられるねぇ、60歳超えるママはそう言いながら
また頑張って階段をくだりました。
次は地下へ。地下は広くて迷ってしまうので、ガイドマン付きでのみ見ることができます。
地下のカタコンペ(お墓)にはハップスブルク家の人たちの心臓以外の内臓が壷に保管されています。
またペストという伝染病で亡くなった人たちの骨2000本以上があって、誰の骨かかまわず一緒に積まれている感じに姉は驚いていました。
私はチェコのクトナーホラにある骸骨教会を見たことがあるのであまり驚きませんでした。
この後、聖堂でちょうどミサが始まったので、1時間ほど参加しました。
式の途中、神父さんの方に教会員が集まりだし、ママも彼らに付いて行きました。
神父さんの手から舌に直接パンを頂いたみたいです。
ママはクリスチャンなのでOKでしょう。でも、教会でも違う雰囲気があり興味深く参加していました。
なんと、この教会に6時間も費やしてしまいました。
日帰りなので、あと3時間しか残っていません。
タイムキーパーがいないとこうなるのですね。。
でも、お昼はちゃんとオーストリア料理を食べたいのでレストランを見てまわりました。
オーストリアといえば、ウィナーシュニッツェルと呼ばれる大きなカツレツ。
これを目指して歩いて、リーズナブルなランチのお店を見つけることができました。
でもここ、はたしてオーストリア料理と言っていいのか・・
お店中は、エキゾチックな刺繍絨毯の内装、インド人ぽい二人が働いていて
目を反らさず終始じーーーーーと私たちの方を見ている。客は私達だけである。

お目当てのウィナーシュニッツェルが来た。
1年前にウィーンのレストランで食べたことがあって、ほぼ同じ味だったのでほっとした。
大丈夫、これちゃんとウィナーシュニッツェルだよ!

グラーシュのスープ。
ということで注文したけれど、実際何料理なのか分からない。
味はほぼカレーだった。でもカレーとしてとても美味しかったので
ご飯を注文することに。

黄色い。
でも、このカレーと黄色いご飯はとても合っていて美味しく食べることができた
とりあえず満足のランチだった。

残った時間で、ちょっと観光。

ベルヴェデーレ宮殿。中は美術館になっており、クリムトの作品が所蔵されてるみたいです。
市内から少し離れシェーンブルン宮殿へ向かう。
地図と格闘しながら、人に尋ねながらやっと到着。
そうそう、方位磁石が意外と役に立っていた。

シェーンブルン宮殿。
世界で最も美しい宮殿と言われているらしい。
ハプスブルク家の夏の別荘として使われており(なんて贅沢な!)
マリア・テレジアの趣味で建物全体が黄色に塗られています。
私はあまり宮殿の内部ってを見たことがなかったので、今回はチケットを買って見ることにした。
1441室中、40室だけ見学ができます。
フランツ・ヨーゼフがほぼ一日中過ごした執務室、6歳のモーツアルトが招待され演奏した部屋、
マリーアントワネットの部屋(14才まで住んでいた)、首脳達が朝まで踊り明かしたミリオンの間など、すごい豪華でした。
ハプスブルク家関連の映画が見たくなった。

皇帝エリザベート(シシィ)のマネキンがあった。
絶世の美人として知られたシシィ、床までつくロングヘアを毎日3時間かけてとかしていたそうな。
あとウエスト50cm(え!?)をキープしていたそうな。
チラッと見えたシェーンブルン宮殿の庭園がまたすごそうで、本当に見たかったけれど閉館時間になって入れなかった。
もう時間もほぼなかったし、また来ればいいね、と言って去りました。
まだまだ見るとこいっぱいありそうなウィーンの町、また今度〜。