またまたお久しぶりになってしまいました
2つ前くらいに書いた記事(
マイムを始めたときのこと)の続き
何となく書いてみます。
アニメーションに使える動きをマイムで勉強しよう!
というのがマイムを始めたきっかけでしたが、5年たって思っているのは
マイムってドローイングや人形に変えて表現できるような動きではない です。
間だったり、ないものを見えるように見せる動きだったり、ある程度は参考になると思うけれど、
マイムを習えば習う程
エネルギーの使い方、呼吸の感情表現だとか、身体でしか見せれないものだと気づきました。
修得はできてませんけど、マイムそのものの魅力は分かった気がします。
アニメーションの動きのために習ってる、とは思わなくなりました。
マイム作品を見たり作る機会が増えて、動きとは別のところでマイムが面白いと感じました。
マイム作品と短編アニメーションが似ていたことです。
まず、マイム作品はシンプルでないと面白くないです。
複雑な人間関係やストーリーを追うような作品ならしゃべったり物を使った演劇の方が合うだろうし。
マイム作品は一つのテーマに執着して、動きの中で広げていくことが大切です。
その作り方は、短編アニメーションに似ています。
例えば、ロン・チュニスさんの「風」というアニメーション。
風に飛ばされながら遊ぶ子供の姿を、水彩画で描いた10分くらいの作品です。
風を色鮮やかな線の動きと水彩のにじみ具合で表現していますが、すごく壮大。風と無邪気な子供の関係が見えて楽しいです。
マイムも「風と子供」というテーマで一作品作ったら面白いものができそうです。
そして、マイムの舞台で今一番興味があるのは「空間」の使い方です。
舞台はもちろん奥行きがあるものだから、それもうまく使ってこそ舞台で演じる意味があります。
私は今でも2Dで考えてしまう癖があります。
立ち位置一つで見え方が違かったり、奥行きを使う事でダイナミックさを出したりと
面白いなぁと思っています。
舞台となる場所が変われば、その空間に合わせて見せ方を変える必要が出てくる。
私が12月に参加するmaimuimaなんかは、それをすごく大事にしています。
勉強になります。本当。
マイムを習ってこい!と言ってくれたアニメーション師匠の思惑とはずれてしまったけれど
「マイムの動き」という要素以上に、「マイムの見せ方」が面白いと感じてます。
マイムの動きをアニメーションに取り入れるよりも、アニメーションをマイム舞台に取り入れることをしたくなりました。
12月のmaimuimaでも、映像を使った作品をやりたい!とメンバーに言って、やれることになりました。
映像と舞台空間、人の動きとをうまく合わせた作品を作りたいです。
私一人では演出が難しいので、maimuimaメンバーの力を借りれることが嬉しいです。

映像つかった稽古風景
頑張ります!