
昨日渋谷を歩いているといつものごとく人がすごいので、
ハッピーさんが教えてくれた甲野善紀の人抜きの技を意識して歩いてみました。
人が多いところ大嫌いなのですが たまには良いかもしれないね。
そんなわけで人を抜き抜き シネマヴェーラにたどり着きました。
清水宏の特集で「母のおもかげ」と「小原庄助さん」を観た。
観客の半分がお年寄りでした。
そして見渡すとなんと山田さん発見!
山田さんていうのは、イメージフォーラムに通っていた時にお世話になった助手さん。
この人とは行動範囲が似ているようで去年も二度偶然に合いました。
「母のおもかげ」は、子供が義母に対する複雑な心理を描写した作品。
義母に対して母さんとどうしても呼べない子供がハンガーにかかった義母の洋服を引っ張って
「母さん母さん」と呼んでいた。
その子役の名演技には滅多になく号泣してしまった。
「小原庄助さん」
これはかなり面白かった!
お爺さんたちも声を出して笑っていました。ああ楽しい。
小原庄助さんてあの有名な飲兵衛の民謡「会津磐梯山」に出てくる人。
「お〜は〜ら〜しょうすけサン、なんで〜身上つ〜ぶした・・あ〜もっともだぁ、もっともだぁ♪」ってやつ。
その民謡をもとにした映画でした。
この小原庄助は本当に実在したようですが、
とても人がよくて、村一番の飲兵衛だったってことだけでこんなにも有名人なのだ。
だけど小原庄助さんであっただろう人物は何人も浮上しているらしい。
そして未だどの人が民謡の人なのか分からない。
歌の庄助さんのような人はみんな庄助さんになってしまって、今や何人の庄助さんがおられるのか。
映画に出てきた左平太という人物も愛嬌で庄助さんと呼ばれていたわけで。
母に尋ねたら「ああ、福島に庄助さんの通ってた湯宿が有名よね」
と言っていました。どちらの庄助さんだろうか分からないが
今度母とその湯宿に行ってみようと思います。
夜がふけるまで母と会津磐梯山を歌っていた 間抜けに歌うのがコツです。
おかげで昨夜は庄助さんが頭から離れなくなってなかなか寝付けませんでした。
あーなんだか庄助の文字だらけの日記となってきました。
うちの父もしょうすけ(章助)です。続きを読む